シニアの食卓

シニアが「独りごはん」に備えてやっておくべき3つのこと

目安時間 8分
  • コピーしました

 

「ソロめし」

「独りごはん」 ・・・

 

 

 

 

いつか自分にやってくるかもしれない、独りのご飯。

 

 

 

家事は女性が担当していて、

その女性が倒れたときに右往左往している男性の姿を

病院でたくさん見てきました。

 

 

 

いきなりのことですから、

それはもう大変。

 

とりあえずコンビニや市販弁当で繋いだりしますが、

何となく簡素で、

話す相手もいない静かな食卓。

「とても寂しい」そうです。

 

 

 

 

夫婦ともに、

いざという時のために備えておくことは有益だと思います。

そのためにやっておくべきことは、以下の3点。

 

 

  • 一汁三菜にこだわらなくてもいい
  • 自分の十八番メニューを一つ決める
  • 冷蔵庫の整理・常備食のありかを共有しておくこと

 

 

順に見ていきましょう。

 

 

一汁三菜にこだわらる必要はない

旅館の朝食を目指す必要もない

 

 

品数をたくさん揃える必要はありません。

一日30品目にこだわる必要も全くありません。

(30品目推奨は過去の話です)

 

 

 

手軽にカラダを維持する食事は、

基本構成を抑えれば誰でも用意できますよ♪

 

 

 

基本構成は、

タンパク源+緑黄色野菜+主食  です。

 

 

ずらっとお皿を並べなくても、

 

 

 

 

 

 

たとえば、

 

  • パン+ゆで卵+ミニトマト
  • ご飯+納豆+冷凍ブロッコリー

 

 

これも立派な栄養バランス、立派なお食事です。

手の込んだ料理を作る必要もありませんし、

とりあえず、

タンパク源と色の濃いお野菜があればOK.

 

 

ゆで卵、作れますか?

温泉卵の作り方は、前回の記事でご紹介しました。

炊飯器で15分で作れますので試してみてくださいね。

 

 

 

自分の十八番メニューを作る

できれば相棒の好きな料理も作れたらベスト👍

 

 

 

自分が倒れたら、

病院に入院して、病院食を食べることになると思います。

 

 

 

大切なのは、

相手が倒れた時に自分の健康を維持することです。

 

 

・自分を支える食事と、

 

無事に相手が退院したら、

・相手を支える食事。

 

この二つができれば心強いですよね。

 

 

少なくとも、相手が入院したときに、

自分が困らず、健康を維持しながら過ごせるようになること。

 

 

「ちょっと不安だな〜」という場合は、

善は急げ、今日から早速話し合ってみましょう。

 

 

 

冷蔵庫の整理をして、常備食のありかを共有しておくこと

ソロ飯(めし)になって、「あれどこだ?」「しゃもじどこだ?」では遅すぎる

 

 

 

冷蔵庫内のどこに何が入っているか、

一度、庫内を断捨離することをおすすめします。

 

 

 

冷蔵庫の奥で萎れている野菜がいるかもしれませんし、

数回使っただけの調味料が眠っていたり、

賞味期限切れの食品が意外にたくさん出てくるかもしれません。

 

 

 

冷蔵庫の断捨離と同時に、

常温保存している食品のありかの共有も大切です。

 

 

夫婦の場合は、

どちらかが独りで家事をすることになっても困らないよう、

日頃から整えておくのが良いと思います。

 

 

 

 

冷蔵庫は、

扉を開けたときに、

奥まで見渡せるくらいのゆとりがベストです。

来客があってもフルオープンできる冷蔵庫でありたい。

 

 

 

食材が重複していたり、

古いものが眠っていたり、

断捨離後は、冷蔵庫も心もスッキリしているはずです。

 

 

 

大きな災害が来る前に、

断捨離を進めておくと良いと思います。

 

 

 

 

自炊が難しい場合もあると思います。

 

そもそも買い出しが難しい場合もあるかもしれません。

 

ネットスーパーや生協を試しておくのは良いと思います。

お試しで一度やってみると良いかもしれません。

 

 

 

宅配食品、という手もあります。

ずっと利用している方は、

  • 「飽きた」
  • 「家の味付けとは違う」

といった不満もよく聞きますが、

 

 

住んでいる地域に

どんな宅配食があるのかをリサーチしておいても良いと思います。

 

 

 

 

 

 

以上、

 

「独りごはん」に備えようというお話でした。

 

 

単純に、

 

冷蔵庫内を断捨離し、

食品の在りかを共有し、

自分の得意料理を一つ作っておくといいですよ〜

 

 

という内容でした♪

 

 

 

無料メルマガ講座への登録はこちらから


無料メルマガ登録はこちら

  • コピーしました

この記事に関連する記事一覧

この記事を書いた人

村上裕梨
村上裕梨

1981年生まれ。父の海外赴任に帯同し、中学時代をタイ・バンコク日本人学校で過ごす。 料理好きの母の影響と、バンコクで触れた世界各国の食文化をきっかけに、食の世界に興味を抱く。 「医食同源」──食の持つ力に魅せられ、管理栄養士となる。 委託給食会社で病院給食業務を2年経験したのち、東京都千代田区の急性期総合病院に転職。 以降20年にわたり、乳児から超高齢者まで、ICU・内科・外科・がん緩和ケアを含む29科の栄養管理に従事。 医学雑誌・医学書・論文執筆、学会発表を多数経験。 2025年、義両親の介護を機に退職。 現在は夫と3人の子どもとともに、瀬戸内海の島を拠点としながら東京都千代田区との二拠点生活を送っている。 医療機関を離れた今も、生活習慣病の予防・改善を目的とした食事療法の普及に取り組んでいる。

コメントフォーム

名前  (必須)

メールアドレス (公開されません) (必須)

URL (空白でもOKです)

コメント

トラックバックURL: 

村上 裕梨
Yuri Murakami

【プロフィール】

公的医療機関20年勤務
管理栄養士


病院勤務22年

乳児から超高齢者、ICUから内科・外科・緩和ケア病棟まで
29の診療科の栄養管理に従事。

【略歴】

2003年 委託給食会社に就職
2005年 東京逓信病院に入職
2025年 介護のため退職


【保有資格】

管理栄養士免許

《認定資格》(2025年現在)
糖尿病療養指導士、がん病態栄養専門管理栄養士研修指導師、病態栄養専門管理栄養士、NST専門療法士

👉 noteも読む